モデレーター:りょーつんさん
ブロックチェーンゲームを始めたのは、2019年の1月頃で「My Crypto Heroes (マイクリプトヒーローズ)」をメインにプレイしています。他にも、ブロックチェーンゲーム界隈で話題になった多くのタイトルをプレイしてきました。 好きなゲームは、ファイナルファンタジーシリーズ。 マイクリでは、ユーザーによるガバナンス投票で初のユーザープロデューサーに選出されました。
The Sandboxもプレセールから参加し、今最も期待しているブロックチェーンゲームタイトルです!
The Sandbox Japan クリエーター:べん、鳩豆ボタン
The Sandbox Japan:砂場ちゃん
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
モデレーター)まずThe Sandboxをよく知らない方の為に、The Sandboxについて教えてください。
砂場ちゃん)The Sandboxはユーザー主導のボクセルアートのバーチャルワールドであり、ブロックチェーンゲームプラットフォームです。このバーチャルワールドで、ゲームやビルなどの制作ができ、展開ができます。他にも、The Sandboxでは、アバターなどのコンテンツの販売することができます。現在、LAND上でサービスを展開するパートナー企業様の開拓もしております。
モデレーター)The Sandboxのクリエーターの方々の活動内容を教えてください。どのようにしてThe Sandboxを知りましたか?クリエーターになると決めたきっかけは?
べん)参加している仮想通貨コミュニティでThe Sandboxの話題が上がったことが始まりです。自分でキャラクターやゲームを作って売ることができることに惹かれました。まずThe Sandboxには、クリエーターズファンドというゲーム内アセットを作るクリエーターをサポートする仕組みがあります。これは正式にサービスをリリースする2021年のQ2(予定)のタイミングでも、空のバーチャルワールドではなく、土地の所有者を確保し、ある程度のコンテンツが整っている状態での公開を目指しているためです。初めは、海外の人たちの中で日本人一人で黙々とASSETを作成していました。実力を認めていただき、2020年の後半にはセル9チームサクラという新設の日本チームのリーダーを任せていただくことになり、今ではクリエイターズファンドの日本の窓口をしています。まだプラットフォームが公開になったわけではないので、駆け出しの状態だと思っていますが日本人のクリエイターの数も少しずつ増えてきています。The Sandboxのクリエーターになって一番よかったのは、仮想通貨の領域でクリエーターの仲間が増えたことです。
鳩豆ボタン)もともとNFTクリエーターで漫画家です。The Sandboxのことは、仮想通貨を知る方は名前は聞いたことがあるかと思います。私もその延長線上で知りました。べんさんと同じで、Game Makerのダウンロードをして遊んでみたら、やめられなくなりました。ソフィクラさんというDiscordチャンネルで沢山のThe Sandboxのクリエーターと話をして、ゲームを作り、YouTubeで配信をしたり、Game Jamというコンテストに応募をしていくうちに、The Sandboxからお声がかかりオフィシャルクリエーターになりました。
鳩豆ボタン)特にゲーム制作の部分に関しては、ユーザーが作るというコンセプトの為、まだバーチャルワールドが公開されていないことから、できることが分かりにくいという面があります。ゲームは個人で制作するには限界があり、チームでの制作が一番望ましいです。ブロックチェーンはトレードの人数やゲームのユーザーはかなりの増加傾向にあるので、これからブロックチェーンゲームを支えるクリエーターの数も増えるいいな、と思っています。
砂場ちゃん)そうですよね。The Sandboxは、正式にサービスを公開する2021年のQ2のタイミングで、沢山のゲームが揃っていることに期待をしているわけではありません。The Sandboxはあくまでも、Simcityや信長の野望のようにユーザー自身が作り上げ、そしてプロセスをお楽しみいただくゲームメイキングプラットフォームです。これからですね。
べん)最近、かつて世界が注目した日本のプラットフォーム上で、コンテンツ開拓の元責任者の方をThe Sandbox Japanにアドバイザーとしてお迎えすることができました。鳩豆さんともお話をしていましたが、この力は本当に大きく、今後IPホルダーさんのコンテンツを増やしてゆくこと、彼から学ばせていただくことが非常に楽しみです!
鳩豆ボタン)どうしてもクリエーター目線になりがちなところを、ユーザーの目線を取り入れつつ楽しいコンテンツを作ること。IPさんのビジネスに貢献することは、私たちクリエーターの力だけではできません。
モデレーター)べんさん、鳩豆さんは、どれくらいの時間をコンテンツ作りに時間をかけていますか?
べん)他の仕事の合間に作品を作ってます。週に最低5時間は作成に時間を割いています。『The Sandbox』のリリース時には、LANDがまだ出来ていない状態からスタートになります。本格的な稼働は来年という話もありますが、楽しいから作品を作っているのであって、お金儲けというわけではありません。趣味の延長線上にあるイメージですw
鳩豆ボタン)同じくゲーム作りは楽しいから子育ての合間にやっています。週に一本動画を作成していますが、時間もまちまちです。楽しくないと長続きはしないですね。
モデレーター)The Sandboxの仮想空間がLANDの投資家が価格の上昇に期待をし、転売をする目的だけでありふれているのではないか、という懸念の声もあるようですが、いかがですか?
砂場ちゃん)The Sandboxが作っている仮想空間は、リアルの空間とそう変わるものではありません。アメリカを見てみましょう。ニューヨークやサンフランシスコの土地やビルは非常に高く、そこで生活する人は狭いマンションに住んでいます。でも、アメリカの中央の州、いわゆる田舎は、同じ値段でも家を持ち、広いお庭を持つことができ、山や湖など、広い空間になっています。アメリカの経済が栄える為に、全てのアメリカの土地が最大限の生産性を持つ必要はないはずです。それは全ての国に言えることではないでしょうか。
LANDを所有するだけの方、優秀なゲームを制作し、多くのユーザー集める能力があるクリエーターの方、売れないLANDがあったとしても、それはThe Sandboxの世界であってもいいことだと我々は考えています。むしろそれが自然な形なのかもしれません。
鳩豆ボタン)その中でも一番大事なのは、ゲームの内容です。ブロックチェーン技術はこれまで出来なかったことを実現しますが、根本的にゲームに魅力的なゲームが揃わなければプラットフォームとして輝くことが難しくなります。そこで、The Sandboxが取り組んでいるのは、ゲーム制作者が様々なゲームを制作できる、クリエーターが楽しく色々なASSETを作れるツールと環境の提供です。
べん)The Sandboxは、簡単に言うとマイクラのブロックチェーン版です。日本のマイクラ建築部の作品を見ると、日本人のモノづくりの技術力は世界に比べ圧倒的に高いなと感じます。The Sandboxのクリエーターは増え続けるLAND制作・ゲーム制作のニーズに対して、まだまだ足りておりません。
鳩豆ボタン)みんなでゲームを制作し公開する瞬間の喜び、みなさんが遊びに来てくれた瞬間を想像しながらThe Sandbox Japanは、日々ゲームメイキングプラットフォームの構築に全力を注いでおります。私はYouTubeやTwitchでGame Maker制作方法に関する配信をしていたり、NFTミュージアムを公開しています。LANDをご購入された方は必ずしもVoxEditやGame Makerを使えるわけではないですが、The Sandboxのクリエーターは最近沢山増えているので、LANDオーナーは制作を委託することは可能です。
NFTギャラリーとミニゲームのLANDです。もしよろしければのぞいてみてください。
モデレーター)クリエイター活動をする上で、日本のゲームにインスピレーションを受けていますか? 他のブロックチェーンゲームと比べて、The Sandboxの魅力は?
べん)インスピレーションは受けていると思います。ゲームで育った世代(FC、SFC、PS)なので…! ある程度デフォルメしても可愛さが伝わるような工夫(しぐさ・色合い)は、学ばせてもらっていると思います。
The Sandboxの魅力は、自作のゲームを世界に向けて共有できる点ですかね。 VoxEditが扱える方はアセットという形で、ゲームの枠を超えて作品を共有出来るので、 新しい表現の枠になっていくのかなと期待しています。最近はアバターやLANDの制作依頼がよくきますが、私には、仲間のThe Sandboxのクリエーターがいて、それが支えとなって制作意欲につながっています。アイディアを出し合いながら、よりよい作品を作ることができるのは、才能のあるクリエーターが日々、The Sandboxにジョインしているからです。日本はプロのクリエーターがすでに20人近く参加しています。販売するボクセル作品を海外から購入してくれる人も多く、とても嬉しいです。
鳩豆ボタン)自分では意識したことはなかったですが、今思うと影響を受けていると思います。 とくにRPGが大好きだったので、キャラアセットを作る際にはそのキャラクターの持つ背景なども妄想しながら作っているので、当時プレイしていた経験が役立っている気がしますw ・元々仕事で3D表現を行っていましたが、ボクセル表現や自由な造形、アニメーションの付与など組み合わせる事で様々な表現が出来ることに魅力を感じています。 また作ったものを、ゲーム内で他のユーザーに使ってもらうのもTheSandboxの醍醐味だと思っています。
モデレーター)最後に一言お願いします。
べん)私の夢はThe Sandbox Japanチームが、世界のユーザーから支持される作品を沢山世の中に出すことです。わたしのボクセルアートは、鳩豆さんのようなゲームデベロッパーにより力を発揮します。これからはボクセルアーティストも必要ですが、LANDビルダーの存在がもっと大きくなると思っています。
鳩豆ボタン)べんさん、とんでもございません。ゲームはアセットありきです!
砂場ちゃん)と、とにかく今後のThe Sandboxにご期待ください(笑)。